糖質制限を続けた場合の血圧の変化について

糖質制限ダイエットを続けていくと、血糖値が下がって体重が減少するだけでなく、高血圧も改善されるといわれています。肥満の人や内臓脂肪が多い人は内臓の脂肪が肥大してインスリン抵抗性を作り出していることが予想されます。この状態になると脂肪や筋肉が血中のブドウ糖を正常に取り込むことができなくなりますので血糖値が下がりにくくなります。血糖値が下がらなければインスリンは働きを強化しようとしますので、たくさん作られるようになります。

インスリンがたくさん作られると高インスリン血症という状態になり、体に影響を及ぼし始めます。インスリンが腎臓の尿細管に作用することでナトリウムを最初に作った尿から再吸収するように働きかけ、水分も尿から再吸収しますので、結果として水分過剰な状態を作り出してしまいます。水分が過剰になると血液の量も増えますので、血管への圧力が大きくなって血圧が上昇します。

糖質制限ダイエットを行えば食べても急激に血糖値が上昇することがありませんので、すい臓が大量のインスリンを作る必要がなくなります。つまり、高インスリン血症の状態になりませんので、高血圧は改善されやすいといえます。日頃から糖質を多く摂取している人ほど短期間のうちに大きな変化を感じることができますし、生活習慣病全般の予防にもなります。

脂肪のそれほどついていない人に関しても、最近では隠れ肥満が急増していますので、一定の効果をあげることが予想されます。隠れ肥満の人は見た目では分からないのですが、内臓に余分な脂肪がついて働きが鈍っている状態です。糖質制限ダイエットを継続していくことで内臓脂肪を減らすことも可能ですので、結果として血圧の安定に役立つ可能性があります。隠れ肥満の人だけでなく、代謝が悪い人や筋肉量が少ない人にも効果的であり、年齢を重ねた人でも無理なく取り入れることができます。

糖質制限を行うことで、体の内側から変化を促すことができます。現代人はカロリー過多であったり塩分過多に陥っていることが多いのですが、食生活を改めたり制限するのはかなりの努力が必要になります。しかし、糖質制限ダイエットでは糖質を含むものだけに気をつければ良く、あとは総摂取カロリーさえ摂りすぎなければ問題ありません。体力のない人や食事を我慢できない人でも行うことのできる方法であり、無理な食事制限によるストレスを受けずに済む点も大きなメリットです。

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